2014年03月01日
「家賃並みのローン金額で家が買える!」とはよく聞く話ですが、賃貸と持ち
家では、物件にかかるお金以外の諸費用や、ライフスタイルにも大きな違いを
与えます。では、どう違うのか、様々な視点から検証して見ましょう!!
☆費用面での比較☆
{入居初期費用}
初期費用は持ち家のほうが負担が重くなります。頭金0円でもOKの物件も増えて
きていますが、諸費用として物件価格の3~8%が必要になります。一方、賃貸
の場合の初期費用は、礼金と敷金が抑えられた物件も増えてきているので、負
担は少なくて済みます。
{年間費用}
賃貸は、家賃と更新費(2年に1度家賃の1か月分が必要となる場合が多い)を負
担します。持ち家は、ローン返済の他に、管理費・修繕積立金(マンションの
場合)、固定資産税などの税金がかかります。ローン返済が終了すれば、管理
費・修繕積立金と税金のみの支払いになるので、負担はグッと軽くなります。
{総支払額}
同じ条件の物件で大まかな平均寿命の80歳までの総支払額を比較すると、持ち家
のほうが賃貸より少なくなります。持ち家は初期費用は掛かりますが、ローンと
管理費などの諸費用を含めても、賃貸の年間支払額よりも持ち家は少ない金額で
済みます。また、ローン終了後の収入が少なくなる年齢になってからは諸費用と
税金のみで住み続けられるのも、大きな金額差となって表れます。賃貸は、初期
費用はかかりませんが、生涯にわたって家賃を払い続けなければならないのが大
きな負担に。定年後の収入が減る年齢になると、借りられる賃貸物件が少なくな
る傾向もあります。また、引っ越しなどをする場合は、新たに引っ越し費用や礼
金・敷金が必要になる場合もあります。
☆リスク面での比較☆
{賃貸の場合のリスク}
・所得が減少する年齢になっても家賃を払い続けなければならない。
・高齢者は賃貸物件を借りにくい傾向にある。
・不測の事態にも、家賃を支払い続ける必要がある。
賃貸は「住宅ローン」を背負う必要がなく、所得やライフスタイルに見合った物
件を選ぶことができるので、定期収入のある「現役」世代でのリスクは少ないと
考えられます。しかし、問題は「老後」。所有している家がないため、死ぬまで
家賃を払い続けなければなりません。高齢者の入居を避けたい大家も多く、賃貸
物件も徐々に探しにくくなる場合があります。
また、賃貸の場合は、不測の事態で一家の大黒柱に万が一のことがあって、所得
が大きく減っても家賃は払い続けなければなりません。そのため、他の生命保険
の保障を厚くするなど、万が一に備える必要があります。
{持ち家の場合のリスク}
・土地の値段が下がり、資産価値が減少する可能性がある。
・ローンの返済で変動金利を選択した場合、金利上昇により、支払額が増
大する可能性がある。
持ち家の場合は、不動産価値下落の「資産価値の減少」と、住宅ローンの支払額
が上昇する「金利上昇」のリスクがあります(ローン返済で変動金利を選択した
場合)所得が減少しても住宅ローンの負担は変わらず、所得に応じた柔軟な対応
が難しいのもリスクと言えます。
ただし「持ち家」は財産となるので、万一の事態には売却などの手段をとること
ができます。また、一家の大黒柱が不測の事態に陥った場合でも、持ち家ならば
ローン借入時に加入する「団体信用生命保険」によりローン残額が支払われるた
め、そのまま居住することができます。
【まとめ】
賃貸と持ち家ともにメリット、デメリットがあります。大切なのは、将来のこと
もしっかりと見据えた上で比較することです。どちらが良いかお悩みになられた
ら、まずは一度ご相談してみてはいかがでしょうか?
少しでもお客様に満足して頂けれるように、素敵な住宅提案を行っていきます!
まずは思った時がタイミング!!
気になる物件がございましたら、まずはお気軽にお問い合わせしてください!